NEOとは何か?
NEOについていろいろな誤解がネット上で蔓延しているのが実情で、これも実はこのプロジェクトの歴史を振り返ってみると無理のない話です。
NEOは当初Antsharesという名でプロジェクトを始めました。当時は創始者のHongfei DaとErik Zhangにより、中国初のブロックチェーンプラットフォームでした。
2017年にAntsharesがリブランドされてNeoとなったのです。
8dc0d1cd81c93e159e9244c0281e9d1a



Smart economyとは
NEOについて一番重要な情報源はwhitepaperであることは間違いありません。ただし、Neoはまだ開発が進んでいるため、現時点で全体像を把握するのは至難の業です。
コンセプトとしては、Neoはsmart contractのプラットフォームで、イーサリアムと似ています。将来のビジョンであるsmart economyを目指しているそうです。
smart economy:要はみんながデジタル通貨、デジタルアイデンテイテイをもって高度なデジタル世界のような経済で形成される世界のような話です。

Digital Identityとは
smart economyのビジョンの中で重要な役割を果たす部分です。個人、組織がそれぞれdigital identityを持つことによって、デジタル世界と物理的世界間のリンクを確実なものとし、透明性、信頼性のある経済体の実現がしやすくなることが想像できます。


Consensus
NeoのコンセンサスメカニズムはdBFTといいます。原理はかなり複雑なので、ここで割愛しますが、DFTより効率的と言われているメカニズムです。より多いトランザクション、より少ないエネルギーで扱うことができます。このように、Neoは1000トランザクション毎秒、最大で10,000トランザクション毎秒になれるそうです。こういうアドバンテージがありますが、中央集権的なところがあるということ
は欠点でしょう。


Token
Neoプラットフォームは二つのtokenがある。NeoとGas。Neoはプラットフォームの株みたいなもの、不可分な特性を持っています。Neoホルダーは投票権限が与えられ、Gasの配当権限も与えられます。Gasはブロックごとに8Gasが生成され、2百万ブロックごとに1tokenの減少となります。2039年あたりにGasの数が1億となり、生成が止まります。Gasは可分です。Gasはsmart contractの燃料のような存在です。

まとめ
Neoは中国のイーサリアムのような存在で、イーサよりもすすでいる特性を持っているといえるでしょう。しかし、デメリットはイーサよりは少し中央集権的なところがあるということです。
ですが、今の中国の経済的な要素を考えると非常に有望であることは間違いないですね。14億人の市場、GDPが現在世界二位12兆ドルで、日本の5兆ドルを大きく超えていて、さらにこれから伸びていき、いずれ世界経済の中心になることも考えられるでしょう。そのような中で、仮想通貨の普及を考えると、現在は中心的な存在であるNeoに期待せざるを得ません。もし、Neoが中国だけでの普及に成功したとしても化け物のような存在になるでしょう。Bitcoinの価値を超えること(flilppening)もありうると思います。


以上がNeoの特性をまとめたものです。どうでしょうか。なかなか難しいかもしれませんね。しかし、こうした知識も投資をするうえで少しずつ勉強していかなければならないと思っています。ともに頑張りましょう。